ロゴデザインの舞台裏

Behind the scenes of logo production

ロゴは商業デザインにおいて支柱的存在です。現代ではより柔軟性を考慮した形状が好まれる傾向にあります。静止のみならず、動きをつけることもあるためです。一方で、ロゴ制作の裏側ではAi化が進み、過去のパターンや造形を組み合わせて自動作成するサービスも生まれています。ロゴの価値は将来どのように位置づけられていくのでしょうか?

そこで、RICEが世に送り出す独特な世界観を持つロゴがどのように生み出されているのか、少しご紹介します。RICEのロゴ制作は、発想から着想までパターン化された形状を求めるのではなく、ART(心)を根底にした形を求めるDESIGNを大切にしています。そこには時代を越えていくためのヒントや、アイデアが秘められているのでした。

誰からも愛される形を求めて神社の鳥居の形を

<ポップス歌手・浜崎あゆみパーソナルロゴ>

浜崎あゆみが誰からも愛される歌姫になるようにと世に送り出したロゴです。発想は日本人の誰からも親しまれる形。日本人の心のどこかに存在している形がないか…でした。着想は神社の鳥居のシルエット。あゆみの「A」を鳥居のシルエットと重ねたことにより愛着感が生まれ、お守りのように大事にしていただけるようになりました。

(下:進化変容するロゴの形態)

社名をカタカナから英文字に

<調味料・オタフクソース 企業ロゴ>

オカメマークが印象的なソースの会社です。元々はカタカナで緑色だったのを国際化を意識して英文字にし、食欲がわく赤色に変更したのは大きな変革でした。発想はソースのまろみ(とろりとした)を視覚的に取り入れたいということ。オカメマークが円なので全体的に丸みをおびさせるために小文字をベースにすることや、ソースが流れるとろみを意識した形をポイントにしました。

人にも地球にも愛ある会社であることを表現

<スローガン>

お好み焼きを囲んだ団欒の小さな幸せ感を、地球の幸せにしたいと願い、このスローガンが生まれました。地球の幸せとは、世界の平和や、いま世界的に問題になっている環境問題、SDGs、などを常に意識し取りくんでいる会社であることを表現しています。

創業者の名前の『八』と社名の『九』を融合

<老舗・九重味醂の企業シンボルマーク>

九重味醂は江戸時代から続く味醂製造における老舗企業です。発想は創業者の思いを次世代へ伝えることや、歴史の重みを支えられる強い形が必要でした。そこで形状は"時の重みを付加する"意味で、より歴史が古い縄文時代まで遡り、縄文文様をヒントに。創業者の名前の一文字「八」と社名の「九」を合わせて、これからの250年を支えていく強い存在感のあるロゴを送り出しました。

世界共通で認識できる形を意識して

<2020年世界平和 願いの祭典シンボルマーク>

築地本願寺で催される世界中の宗教の垣根を越えた2020オリンピック公認の祭典です。発想は、世界中の人々(子供から大人まで)が認識できるアイコンをベースにすることや、終戦後フランスで作られ、国際連合の初集会で紹介された愛と平和の象徴である「ピースという名の希望のバラ」をピースマークの一部にすることでした。このマークを朝日の中央に配置し、新しい愛の時代の到来を表現しています。視点を変えて別のエッセンスを加えることで新しい世界を生む方法は、現代ARTによる解釈をマークにもたらしていると言えるでしょう。

​世界を越えていく学生たちを形に

<文部科学省・スーパーグローバルハイスクール

 シンボルマーク>

​文部科学省より依頼されました。高等学校教育におけるグローバルリーダーの育成を図るためのプログラムの象徴です。頭文字に加え、世界の垣根を越えていく希望の様を一体感をもって表現しています。未来溢れる若者たちの挑戦に相応しい形を求め、発想はスポーツチームのエンブレムや懐かしい戦隊モノの躍起溢れるマークからヒントを得ました。

(上)中国外交部にて質問(筑波大学付属高等学校)

(下)シソワット高校(カンボジア)生徒と

   交流(岐阜県立大垣北高等学校)

© 2020 RICE CO.,LTD.